いにしえより日本の和食は植物性の食材で調理された精進料理でした。ユネスコ食文化創造都市に認定（2014年）された山形県鶴岡市には、人々の生活の中で世代を超えて受け継がれてきた在来作物を生かした郷土料理や行事食があり、貴重な地域の食文化となっています。それらは、伝統を生かしながら現代のライフスタイルに沿った新たな商品開発も行われています。

「野菜を食べる」ことは、健康増進や栄養管理による身体のパフォーマンス向上、諸外国への和食文化のおもてなし、動物愛護の観点などから意識が高くなっています。野菜の魅力を地域の作物や郷土料理と共に新たな価値をみいだし、ご紹介してまいります。また、日本や世界各地の味を国産食材で加工調理した食品もご紹介していきたいと思います。

遠隔でも日本の各地域や世界の国々を食を通じて知っていただきたい。生産者の想い、先人達の知恵、次世代に伝えたい野菜の魅力と共に、現代の食の在り方に応えていきたいと思っています。

「野菜みらい計画」という社名には、県内の郷土料理に新たな価値を見いだし、県産の野菜を使って国内外の家庭の味を加工食品として紹介するなど、移り変わる時代の中で地域の宝を新たな形で未来へつなぎたいという想いをこめています。