和食は自然のめぐみを余すところなく大切に使う保存の工夫や発酵の智恵によって、独自の食文化を生み出してきました。それらの技法や食味は今日まで受け継がれ、世界的にも注目されています。
山形県庄内地方は四季折々に山海の幸や里の恵みがあり、多彩な郷土料理や行事食が感謝の気持ちと共に暮らしの中で生き続けています。一方で、移り変わる時代、変化する社会とライフスタイルを見据え、伝統を守りながらも新たな食文化が生まれつつあります。
豊かな風土や人々によって育まれた地域の植物性食材に焦点をあて、まつわる物語や潜在する魅力を美味しい形にして紹介してまいります。食の都 庄内から、時代に呼応した食と農をつなぐ未来の在り方を発信します。