商品詳細
田川孟宗の風味豊か、なつかしい伝統の味。精進料理の流れを受け継ぎ、植物性食材のみで作られた郷土料理です。庄内産の食材と味噌、地元大山の酒蔵(加藤嘉八郎酒造)の酒粕を使用しています。
由兵衛さんちの孟宗汁
920円(税込)
お問合せはこちら商品詳細
名称 | 由兵衛さんちの孟宗汁(もうそう汁) |
---|---|
内容量 | 400g(固形物220g、汁180g) |
原材料名 | 孟宗筍(山形県鶴岡市産)、酒粕(米、米麹、醸造アルコール)、味噌、厚揚げ、椎茸、だし昆布、和風だしの素(国産の昆布エキス粉末と昆布粉末)/凝固剤、(一部に大豆を含む) |
殺菌方法 | 気密性容器に密封し、加熱加圧滅菌 |
保存方法 | 直射日光・高温多湿を避け冷暗所で保存。開封後は10℃以下で保存の上、賞味期限に関わらず早めにお召し上がりください。 |
賞味期限 | 製造より180日 |
栄養成分表示 (1袋400gあたり) |
熱量 214.0kcal、たんぱく質 16.2g、脂質 8.0g、炭水化物 17.8g 、食塩相当量 1.2g |
商品詳細
孟宗、油揚げ、椎茸に庄内豚バラ肉を加え、干し椎茸と鰹節の出汁で仕上げた料亭の味。上品なコクと味わいに調和する孟宗筍と満足感のある美味しさ。店主 渡部氏の自家製味噌と地元藤島産の食材を使用したふるさとの味です。
料亭の孟宗汁
980円(税込)
お問合せはこちら商品詳細
名称 | 料亭の孟宗汁(もうそう汁) |
---|---|
内容量 | 400g(固形物220g、汁180g) |
原材料名 | 孟宗筍(山形県鶴岡市産)、庄内豚、酒粕(米、米麹、醸造アルコール)、味噌、油揚げ、椎茸、干し椎茸、鰹節/凝固剤、(一部に大豆を含む) |
殺菌方法 | 気密性容器に密封し、加熱加圧滅菌 |
保存方法 | 直射日光・高温多湿を避け冷暗所で保存。開封後は10℃以下で保存の上、賞味期限に関わらず早めにお召し上がりください。 |
賞味期限 | 製造より180日 |
栄養成分表示 (1袋400gあたり) |
熱量 327.6kcal、たんぱく質 18.2g、脂質 20.3g、炭水化物 17.3g、食塩相当量 1.3g |
日本料理 わたなべ
「日本料理 わたなべ」の店主、渡部 賢氏は、料理人と農家の二刀流。地産地消を心掛け、地元食材にこだわる本格的な日本料理を提供している。減農薬の特別栽培米つや姫、自家栽培した野菜、魚や肉と酒やジュースも地元産、自家製の漬物や味噌、付け合わせや調味料にまでこだわった料理を提供している。実直で真摯に料理に向き合う姿勢が料理にも反映され、一切の妥協も許さない。日本料理ならではの目で楽しむ美しさ、食材本来の味を引き出し、素朴な故郷の味、洗練された斬新な驚きもあり、心豊かに贅沢なひとときを過ごすことができる。
第2回鶴岡No.1次世代料理人決定戦でグランプリを受賞、鶴岡市卓越技能者として注目され、躍進著しい地域功労者である。
庄内の孟宗竹のルーツ
庄内に孟宗竹(モウソウチク)が現れた記録は諸説あるが、天明年間(1780~)、鶴岡の著名な歌人である杉山 廉の「おそさくらの記」にある記述が最も有力である。「庄内の孟宗竹は、まず各地の社寺に最初に植えこまれたようで、鶴岡市三瀬の気比神社、鶴岡市の金峯神社、鶴岡市田川の大蔵院、鶴岡市谷定(たにさだ)の御嶽神社であったとされ、ほぼ間違いない」と記されている。社寺関係に移入された所以は、京都方面に行き来した修験者が持参したものではないかと推定している。
ところが、江戸時代は藩政時代の林政と深くかかわり合っていたようで、竹を大事にし竹を自由に採ることは許されなかった。別格だった社家に植えこまれ、やがて林政が無くなってから明治時代に一般家庭に広まったとの説が有力な推論である。湯田川孟宗はこの例であり、最初に長福寺の竹林に植えられ、これらが昭和に入ってから京都の技術者を招いて講習会を行い量産されるようになったそうだ。
出典:なんじゃもんじゃ -江戸時代の自然と産物をさぐる― 若松多八郎孟宗汁の味文化(豚肉の有無)
孟宗汁は孟宗筍、厚揚げ、椎茸を味噌と酒粕で仕上げるが、豚肉を入れる派と入れない派に分かれる。出汁は昆布と椎茸が主だが、鰹だしを入れる場合もある。湯田川の孟宗汁は肉を入れずシンプルな味付けで、掘りたて旬の孟宗筍の風味を楽しむ目的があるという。しかし、庄内の鶴岡市中心部から北東部、酒田地域は豚肉を入れる家庭がほとんどである。豚肉入はコクのある味わいが孟宗筍に溶け込み、えぐみを和らげ美味しく食べることができる。両者の味は甲乙つけがたい。孟宗筍は掘ってから5時間以内に処理をしないとえぐみが出てくる。地元で消費されることが多い所以は、鮮度のよい状態で食するのが最も美味しいからである。まさに旬の食材を味わう最高の贅沢だ。
孟宗汁に豚肉が使われている背景には、終戦後の昭和中期から始まった養豚業にあるようだ。明治39年に庄内地域の酒田市黒森地区に養豚が初めて導入され、その後、昭和45年の減反政策で当時のJA庄内経済連(現在の全農山形)が養豚に力を入れ、庄内豚産地のきっかけとなった。庄内地区にある県の養豚研究所では地元密着の研究を行っており、官民一体で養豚による地域振興が図られ、庄内豚はブランドとして味と品質で高い評価を得ている。
出典:農林水産省「農林業センサス」※旧町村分も加味して算出(昭和45~17年)山形県ホームページhttps://www.pref.yamagata.jp/「豚肉と味噌煮の芋煮」より情報提供:山形県庄内総合支庁 酒田農業技術普及課
ユネスコ食文化創造都市鶴岡
鶴岡市では、多彩な食文化を次代に継承するとともに、食関係産業の振興に取り組むことを目的に、産・学・官・民の連携のもと、平成23年7月に「鶴岡食文化創造都市推進協議会」を設立。平成26年12月に「ユネスコ創造都市ネットワーク 食文化分野」への加盟が認定されました。 日本初の「ユネスコ食文化創造都市」として、多彩な食文化の継承・創造や国内外の都市とのパートナーシップにより創造的な産業の創出に取り組み、地域経済や学術・文化の振興・発展を図ってまいります。
孟宗
生産者
栗本 孝雄さん(鶴岡市湯田川)
200年の歴史がある旧家、栗本由兵衛(よしべい)が保有する広大な竹林は湯田川から西2キロ先の田川に向かう途中の大日坂近くにあり、田川地区で最初に孟宗竹が移入された大蔵院の山に連なる位置にある。酸化鉄を含む赤土粘土質で湿度があり、適度に日光が差す山の斜面は、孟宗筍の生育に最適な土壌である。近隣地区、湯田川の長福寺の竹林とほぼ同様の土壌質で、孟宗筍はとてもやわらかく、えぐみもない風味豊かである。
先祖代々大切に継承してきた孟宗山は、現在は8代目の栗本孝雄が所有・管理している。春の収穫が終わると秋には竹の伐採をして翌年に備える。